ローラの時代の編み物

お盆は講習会が入っていたり、夫は出勤、兄妹はそれぞれに遊びに行ってしまったりなので、ひとりで好きな海外ドラマを見て、図書館で借りてきた本を読んで、のんびりと過ごしています。

図書館は子供のころから大好きな場所。静寂とあの匂い、なんだか落ち着きます。

 

最近のお楽しみは、子供時代に毎週観ていた「大草原の小さな家」を観ること。(Huluで配信中です)

実在の作家、ローラ・インガルス・ワイルダーの幼少体験に基づいた小説をドラマ化した物語ですが、この長い長〜いお話も、第8シーズンに突入しました。

余談ですが、大草原の小さな家、赤毛のアン、ピーターラビット、ターシャテューダー・・・
私の好みはこの辺り(笑)

 

インガルス一家が困難に立ち向かう姿や、ローラたちの純粋さ、そして友情、愛情、裏切りや人の死まで描かれたこの物語は、今観ても深く心に響きます。

子供達が家族を持った時、絶対に観て欲しいな〜と思うドラマです。

狩をして畑を耕し、先住民と関わり、命がけの生活を経て、生きるために街へ移住。。。
全て自給自足で生活していた時代から、水道を引き、電話が開通するまでに発展していく様子も面白いんですが、ドラマに描かれている人々の忍耐強さや生きるための知恵は、現代にも通じるヒントになります。

 

図書館で物色していたら目に入ってきたのがこの本たち。
何やらここにも学べるものが描かれていそうですよ。
このお休みにゆっくり読んでみようと思います。

その「大草原の小さな家」第2シーズンでローラが編み物をしているシーンや、ニットを着ているシーンがありました。

ローラ達の生きた西部開拓時代は、南北戦争(1861年〜1865年)の後、今から150年前くらい。

編み物の起源は明確にはわかっていないそうですが、エジプト発祥という説やアラビア発祥とする説があり、9世紀のはじめ頃スペインに渡り、13世紀にはイタリアにも広まりました。

フランスやイギリスに広まったのは15世紀頃だからアメリカに渡ったのはきっとずっと後になりますね。

ちなみに日本では、1950年頃に家庭用の編み機が発売されてから編み物が広まったそうです。
日本の編み物って割と最近なんですね^^

 

 

私も昔、玉ねぎの皮で毛糸を染めて遊んだことがあります。

玉ねぎ染めはオレンジ〜茶褐色の綺麗な色になるんですが、ローラの糸、濃い緑だわ〜。

ローラが父さんに贈るクリスマスプレゼントのマフラーを一生懸命編む姿♪
あれあれ、アメリカ人なのに、左手に糸をかけるフランス式で編んでいますよ!?

流して観ていると気づかないけれど、ゆっくり観ると矛盾していることがたくさんありますね(笑)

馬車が暴走しているシーンとか、チャールズ父さんかっこいい!って思いながら観ていたのに代役だったり・・・(当たり前か〜)
違う観点でついつい観ちゃう私ですが、巻き戻し再生とか、一時停止とか出来る時代が来るとは思わなかったんでしょうね(笑)

 

メアリーはお裁縫を習って作ったシャツを父さんにプレゼントします。
こんな風に家族が手づくりのプレゼントを贈りあっているのがあったかくていいな〜♪

 

 

ローラとメアリーがかぶっている独創的なデザインのボンネット。メアリーのはカグールっぽいです。
これが当時のおしゃれだったのでしょうね(笑)

洗濯機もない時代、朝から家事に大忙しのキャロライン母さんが、きっと夜なべして編んだんでしょうね♪

 

忙しく時間が過ぎ、音のあふれた世界にいると、
ふと、このお話が恋しくなります。

 

 

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